ニホンズイセン
花言葉「自信を持って」
スイセンは水の近くに育ち、仙人のように寿命が長く清らかなことから名づけられたという説があります。また、自己陶酔の強い人を「ナルシスト」といいますが、英語名のナルシスは、水に映った自分の姿に恋し、その果てに溺死したギリシャ神話の美少年ナルキッソスが死後、一輪のスイセンに化したなど、数多くの名前の由来があります。
そんな古人の思いを投影させたかのようにニホンズイセンの葉や茎はすっと伸び、そして茎の先端に、少しうつむきかげんに美しい花がついています。その清らかな花姿は見ているだけでも、心が落ち着きますが、さらにその香りには、すぐれた鎮静作用が期待できます。この花を身近に置くとゆったりとした気持ちになり、脈や呼吸が安定してくるのを実感することから、興奮してはいけない心臓病の人におすすめすれば、心身を安静に保つのに役立つでしょう。
長時間すごすリビングなどに2〜3本いけてみましょう。寝室に飾るときは一本で十分。香りの強い花は、効果を期待して多く飾ると逆に頭痛の原因になる場合があるので控えめにしましょう。 (ヒガンバナ科)
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